2010年10月20日水曜日

ウィンカーを出しておかず、足を引っ張り合うドライバー達

ありがちなのが信号待ちでウインカーを出しておかない車。
赤信号で待っているときにウィンカーをつけたままにしておくと、カッチン、カッチンうるさいということは分かるのだが、他の車がどちらに曲がるか分かることが、運転における有効な情報のひとつになる場合があるので、ウィンカーをつけたままにしておくのが望ましい。
特に最後尾に停車する場合に意味のあることが多いが、それに限らず、信号待ちの最前列や途中で停車している場合でも、他の車にとって意味を持つ情報になることがある。

複数車線に分かれていて進行方向別通行区分があるような交差点では、信号待ちの最後尾につけるときウィンカーをつけるか、後ろに車が来ていない場合は、つけたままにしておくと後ろの車にとってその後の行動を決定する助けになる。
片側二車線の道路で、前を走る車が右折の合図を出さない時、後ろについた車は前の車が直進するものだと信じてついてきているとしたら、交差点直前になって前の車が突然右折の合図を出したとしても、後ろの車はすぐに左に回避できない可能性がある。十分に前もって右折の合図を出しておけば、後ろの車にも対処のしようがあったかもしれないが、交差点直前になってしまっては、その猶予も得られなくなる。後ろの車にとってみれば、前の車がウィンカーを出していれば何でもないことなのに、むやみにスムーズさを潰す行動に対してストレスを感じることもあるだろう。

片側二車線の道路を直進するために運転しているのを想像したとき、頻繁に右左折する車がいてそのたびに直進の交通を減速させ、それがウインカーを出さなかったり、道路端に寄せることをしないで、必要以上に直進車の手間をかけさせているとしたら、文句のひとつもでてしまいそうだ。
通常は向かう目的地があって車を運転しているのであろうから、道を曲がらなければならないことがあるのは仕方ない。だが、その行動にあたって、他の交通を故意に妨害をする必要まではない。

右左折するなら、早めの合図を出し、左折するなら道路の左端に、右折するなら右端に寄せる。右や左の車線に移動するという意味ではない。左または右の車線の中で左端や右端に寄せるという意味である。なんなら路側帯内や道路端の白線を越えるほど端に寄せてもよい。
そのようにして、なるべく大きく空間を開けるようにすれば、直進車の通過にとってありがたいことになるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿