2010年7月12日月曜日

うまくいったと思わせておけば良い

片側2車線以上の道路の信号待ちで2台並んで停車しているとして、この道路が100m程先で車線減少しているとすると、車線が減少する側の車はその後すぐに車線変更しなければならなくなる。その隣に並んで信号待ちをする車がこの先車線減少することを知っているのなら、当然その車も横に並ぶ車が進路変更してくることは想定しているだろう。車線変更しなければならない方の車が信号が青に変わる前からするすると前進を始め、青に変わると急加速で前に出て進路変更することがある。
その隣に停車していた車は、そうしたすべりこみのような進路変更をする車が望む通り前に入れることもできるし、急加速して進路変更をブロックすることもできる。
こうした時、前に入れてあげる選択をする方が燃費によく、スムーズで安全な交通になる。急加速して前に入った車のドライバーは、トロい奴の前に出てやった。うまくいった。してやった。出し抜いた。と思うかもしれない。もちろん、意図的に入れているわけで、手のひらの上で転がされているだけである。

急いだ方法で進路変更しなければならないというのは、進路変更が苦手なのか、同じ状況の時、自分なら進路変更できないようにするから他人も同じことをすると思っているのか、いずれにしろ何か救われない人間性のようなものを持っているのだろう。

だが、勘違いして喜んでいるドライバーには、そう思わせておけば良い。前に出た車は、無理して前に出たからには、後ろの車に急いだ運転を求められるような気がして、ずっと慌てた運転を続けて苦しまなければならないかもしれないし、少なくとも、自分のした行動を思えば心が晴れることはない。

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