2010年7月26日月曜日

高速道路の加速車線は何キロで走るか

一般道路での法定速度は60km/h、高速道路は100km/hだ。正確にはもっと細かいルールがあるが、簡単に言うとそんな感じだ。標識や標示によって制限されていれば、そちらが優先する。
ここで疑問に思うのが高速道路でのインターチェンジである。加速車線は一般道路であり、本線は高速道路である。加速車線は何キロで走行すれば良いか。通常、加速車線ではその手前で速度制限が解除される標識があるので、法定速度まで加速できるようになる。つまり60km/hまでは可能だ。一方、高速道路は最低速度が50km/hなので50km/hより遅い速度で走行できない。つまり加速車線で50km/hから60km/hの間まで速度を上げ、その速度を維持したまま本線に合流した後、目標速度まで加速することになる。
インターチェンジで抜ける場合は、逆に本線車道上で50km/hから60km/hの間に速度を調節した上で、減速車線へのラインを超えることになる。
ただ、言わせてもらうと本当はこれはあまり良くない面もあると思う。60km/hで高速道路の本線に合流すると、本線を走行中の車を減速させてしまうし、インターチェンジの手前で減速しても同じことになる。また、50km/h~60km/hという範囲も狭く、メーター読みでは誤差もあるので調整の難易度が高い。

高速道路では事故や荒天時に標識によって50km/hに制限されることがある。高速道路の下限は50km/hであるから、上限も50km/hとされたら、上にも下にも余裕がなく、ぴったり50km/hを維持しなければならない。杓子定規に捉えれば実質的には速度違反をしなければ走行できない。もちろん、このことが裁判で問題になったとしても、速度違反しないことは無理な話なので、だいたいその近辺の速度であれば違反にならないとせざるを得ないのだろうが。

現実には、そんなことで警察に取り締まられることもないだろうから、こんな話はどうでもいいのだが、個人的な意見を言うと、高速道路の本線車道を加速車線や減速車線の一部として使って欲しくないような気がしている。本線車道では一切速度を落とさず、加速車線で目標速度まで加速しておくか、減速車線内で減速するようにするのが良い。もちろん厳密には加速車線や減速車線内で速度違反をしていることになるかもしれない。
50km/h規制のときも、問題ないのであれば50km/hを少々超えても良いのではないかと思う。もっとも大抵の車は50km/h規制なんてはなっから無視しているようであるが。

2 件のコメント:

  1. 50km/h規制のときには(最低速度50km/h制限)がなくなると聞いたことがあります。

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  2. 愛知県警高速隊の話では、高速道路が渋滞して走行速度が50km/h以下となる場合は、50km/h規制をかけることにより法的に50km/h以下の走行を適法としているとのことです。

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