2010年7月21日水曜日

煽り運転にならないようにする

何台かの車が連なって巡航走行をしているとき、前の車がブレーキをかけるなどして減速した場合、後ろの車との車間距離が縮まり始める。前の車がちょっと減速したからといって、後ろの車もそれに合わせてこまめに減速しなければならないということはないが、安全な車間距離を維持するために減速を余儀なくされることもある。いずれにしろその時の速度において、万一前の車がフルブレーキをかけたとしても、なんとか衝突せずに済む車間距離だけは確保しておく必要がある。
この距離が十分でないとき、前方の車のドライバーは煽り運転に近いものを感じることがあるので注意したい。
後ろの車はその時の速度から車間距離を考えておかなければならないのだが、実際は考えるまでもなく、感覚的に安全か安全でないかが分かるはずである。万一、前の車が減速したことで、そのまま速度を維持し続け、その結果、車間距離が縮まり過ぎるとすれば、運転能力あるいは運転方法に重大な欠陥がある可能性がある。極端に反射神経が悪いか、一般的なドライバーが感じるであろう安全な車間距離の感覚が鈍っているかもしれない。

自動車のヘッドライトはレーザーのように輪郭のはっきりした光線ではなく、おおよそ前方全体を照らしているが、それでも照射範囲の強弱というものはある。そして、その範囲はやや下向きとなっているのが普通だ。強い光の範囲が前方を走る車のサイドミラーに直接あたらない程度の車間距離を確保しておけば、前方の車が煽り運転を感じる可能性が低くなる。もちろん車間距離は速度によって変化するため、常にそうした状況にできるわけではないが、概ね時速50km以上の速度になってくると、そうした車間距離も不自然ではなくなる。
意図せず、前を走る車に迷惑をかけないためにも、こうしたちょっとした着想もある。

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