2010年7月28日水曜日

軽トラックでも速く走れる?

あの白色の軽トラック。農家でも重宝されていて、屋根のある箱型のものと、荷台に屋根のないトラック的な形のタイプがある。
あの車はいつ見ても遅い。なぜか異様に遅い。
昔、運転したことがあるのだが、アクセルというのは普通の車では、踏むというよりかかとを支点にしてつま先で押すような感じなのだが、軽トラックは床の上のペダルをまさに真上から踏むような感じで、これはミシンのペダルかと思ったぐらいだ。
ブレーキも効かなくて、長い下り坂の下で赤信号があって止まらないといけないのだが、ブレーキを踏んでも全然効かない。それで壊れそうなほどエンジン回転をあげるエンジンブレーキを使い、ようやく速度を落として信号待ちの車に突っ込まずにすんだことがある。
それも随分昔の話で、記憶も曖昧なため、もうどんな運転感覚だったかよく思い出せないが、軽トラックは難しいというか、速度を上げて運転しにくいものだったのかもしれない。

ある山道の工事現場を通過した際、前を軽トラックが走り出して、これはしばらくはゆっくりした運転になりそうだと思ったところ。予想に反し、この車がムチャクチャ速い。
私は燃費のことを考えてワインディングでもアクセルとブレーキをガチャガチャ踏み替えながら走るようなことはしないまでも、アウトインアウトやスローインファーストアウトで曲がるのと、山道に慣れていることもあって、結果的にはハイペースなことも多い。しかし、その軽トラックは普通に運転していたのではあっというまに引き離される。
工事現場から出てきた車なので若い兄ちゃんが運転していたのだと思うが、軽トラックであんな速いのは見たことがない。ドライバーによって全然違うものだと思わされた。「弘法筆を選ばず」ということなんだろう。

普段、運転をしていて自分と同じ種類の車を見かけることがある。車種が同じなのだから、自分の車と同じような挙動になるかというと、全然違うことが多い。
私が毛嫌いしている信号待ちで何回にも分けて停止するようなことをしたり、速度も維持できず上がったり下がったりするのを見て、結局、車の性能ではなくドライバー次第だというこを実感させられる。
自動車というのはよく作られていて、良くも悪くも人間の意思どおりに動くようになっているということだ。

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