2010年7月30日金曜日

前の車のブレーキランプで運転しない

ブレーキを踏めばそれでテールのブレーキランプが点灯し、後ろの車のドライバーに減速することを伝えることができる。
ブレーキペダルには制動のかからない遊びがあるのと、ほとんど制動のかからない弱いブレーキでもブレーキランプが点灯する。実質的にはブレーキをかけていないがブレーキランプがつくのだ。そうした際に後方の車も一緒になってブレーキを踏んでも意味はない。
前の車のブレーキランプのみを見て運転していると、つられてブレーキを踏んでしまいそうだが、本来はブレーキランプではなく主に車間距離を見るべきだ。前の車のブレーキランプが点灯すると、即座にブレーキを踏む車というのは、十分な車間距離を確保できていないことが多い。車間距離を確保していないから危険回避のマージンが少なく、すぐにブレーキを踏まなければならなくなるのである。
逆にいえばフェイントのようなブレーキにひっかからないですむ運転になっているのであれば、安全な車間距離が確保できている可能性が高い。

前の車が少しぐらい減速しても、その後、速度が回復することが分かっている時や、前の車がちょっとしたことでブレーキを踏むような運転の場合なら、車間距離のゆとりか、軽いエンジンブレーキで受け流すようにするのがスマートだ。前の車がブレーキを踏んで要らない減速をしたとしても、そのために手間がかかったり、余計な燃料を使ったりと、いちいち付き合う必要はない。複数の車が列をなして走行しているような場合なら、不要な減速は後ろに伝達させず、途中で吸収しておくのが良いだろう。もちろんそれでも常に車間距離を確保しておかなければならないことに違いはなく、リスクのある車間距離になるほどブレーキを踏まずに我慢してはならない。

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