2010年8月12日木曜日

追い越し中のトラックを煽り運転

大型トラックには速度抑制装置(スピードリミッター)の装着が義務付けられており、90km/hまで達すると燃料供給が制限され、それ以上の速度が出ないようになっている。高速道路における大型トラックの法定速度は80km/hなので、通常はそのリミッターが作動する速度にも達することはないはずであるが、もちろんそれは建て前で、大型トラックの多くはリミッターが作動する限界スレスレの速度で運転している。
リミッターが作動する速度に個体差があることや、車両重量、エンジン出力の違い、勾配等の道路状況もあって、大型トラックの間でも最高速度に差が生じることがある。少しだけ最高速度の速いトラックが少しだけ最高速度の遅いトラックを追い越そうとすることがあり、わずかな速度差の違いで追い越しをするため追い越しを完了するのに時間がかかる。
その時、100km/hで走行する普通の車が追いついてきた場合、走行車線と追い越し車線を並走する2台の大型トラックに道を塞がれる格好になるので、しばらくの間追い越しをすることができない。そうした前に出るに出れない車が追い越し中のトラックに対して煽り運転でもするかのような車間距離に接近しているのを見かけることがある。これがわけが分からない。万一トラックが急ブレーキをかける事態があったとしても、車両重量等の関係から追突することはないかもしれないが、あえてトラックドライバーが居心地の悪い思いをする嫌がらせのようなことをして、自分自身も窮屈な運転をしなければならない理由があるだろうか。

追い越し中のトラックドライバーはリミッターによりそれ以上どうすることもできないし、煽り運転をしようがしまいが、何も変わらず、誰にも変えられない。それならトラックドライバーは二度と追い越しをしなくなるかといえば、そんなことがあるわけない。いったい何がどうなることを望んでそうした行動をしているのやら、さっぱり分からない。

ゼンマイ仕掛けの自動車のように、バネの力で前進を続け、障害物に当たったらぶつかるところで停止し、障害物がなくなったら走りだすという、一切の思考をしないマシーンのようで、脳を働かせないのにも程がある。

1 件のコメント:

  1. 貴方の運転感覚&技術(高速時)がおかしいんです。
    今のトラック運転手はマナーが悪いのです。
    すぐ後ろについて警告する行為をしなければ、トラックはゆうゆうと追越し車線を80km/hで走り続けます。

    http://no-risu.iza.ne.jp/blog/entry/1593095/allcmt/#C2126390

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