2010年8月18日水曜日

追い越し車線は共有している

2車線の高速道路では左側が走行車線で右側が追い越し車線である。通常は左側を走行するが、速度の遅い車に追いついた場合は、追い越し車線を使って追い越すことができる。
ひとつしかない追い越し車線を、追い越しを行う車で共有することになるので、追い越し中の車よりもっと速い車が追いつくと、その車は追い越し車線を使うことができなくなり、一時的に減速を強いられて、前の車が追い越しを完了するのを待つことになる。
高速道路の構造上、普通に考えてそうなるし、それから逃れようがない。

以前、リミッターのある大型トラックの記事にも書いたが、追い越し中の車の後ろに、他の車が追いつくと煽り運転のような極端に車間距離を詰めて走行している車をよくみかける。上記のことを踏まえれば、訳の分からない行動である。前で追い越し中の車に対し、速やかに追い越しを完了させるよう働きかけているものと思われるが、そのやり方は追い越し中の車に過度の緊張をもたらし、居心地の悪い思いをさせる。

それにしても、そうした行動をするドライバーがあまりにも多すぎるように思える。追い越し中の車に他の車が追いつくとかなりの確率で煽り運転を始める。これは煽り運転が横行しているという域を超えている。追い越し車線で追い越し中の車に追いついた車は煽り運転をする。ということが正常であるかのようになってしまっている。つまり、その行動が社会的コンセンサスのとれたノーマルなことであると多くのドライバーに認識されているのではないかと疑ってしまうほどだ。

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