2010年8月23日月曜日

自動車は体でなく頭で運転するもの

レースをしているわけでもない一般の道路で普通に自動車を運転する場合は体力や反射神経よりも、考える能力が重要である。
ハンドルを素早く操作するのは腕の筋力が強い方が有利であろうし、とっさの時には反射神経も必要であろうが、そんな特殊な状況ではなく、普通に運転している時というのは、先読みや計画性といった考える力の方が大切だ。
筋力や反射神経がどうのこうのという前に、はじめからそうしたものが必要にならないようにするのが先決なのだ。

進行方向別通行区分のある交差点で右左折するなら、なるべく早めに進路変更しておきたいのは普通に考えて分かることであるが、そんな分かりきったことだけではなく、様々な場面において考えるということが大切だ。
歩行者や自転車が飛び出してきてから慌てて避けるのではなく、あらかじめ歩行者や自転車が飛び出してくる可能性を考えておく。
他の交通の動きを予測する。また、その予測がハズレることがあることを予測しておく。
自分の車の動きが後ろに続く車へどう影響するか考える。
渋滞があることが分かっているなら、時間やルートを変えたり、早く出発して対処する。

背中はシートに、頭はヘッドレストに付けて、肩の力を抜き、広く見回すような姿勢でスマートに運転したい。

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