2010年5月30日日曜日

一時停止はいちいち止まる

止まれの標識や標示のある場所、踏み切りや歩道を横切る時など道路交通法では一時停止することが決められている。
この一時停止をきっちりとやっている車は稀な気がする。場所にもよるが、99%の車が一時停止していないのではないかと思えるような場所もある。
停止線の手前で完全に停止し、止まったまま一呼吸おき、左右に首を振れば、誰が見ても文句のつけようがない一時停止になるだろう。私はそうした完璧な一時停止を常にしているかというと、絶対とまで言う自信はない。しかし、馬鹿みたいに一時停止しているほうだと思う。

一時停止箇所であっても、見通しがよいところなどは一時停止をしなくても問題なかろうと思えるところもあるのだが、一時停止の指示があるところは、それなりの理由がある場合も多い。本当に明らかに問題ないであろう状況で一時停止をさぼる車がいたとしたら、それを少しは理解できないわけではない。だが、そうしたケースは少ない。一時停止の標示は見通しの悪い交差点や、横断歩道の直前、優先道路と交差するところにある。
停止線のずっと手前では問題なさそうに見えても、いざ停止線の直前まで行ったときにどうなっているか分からないことが多い。一時停止をしない屁理屈を考えるのではなく、一時停止をしないとどういった危険性があるかを考えたとき、色々な可能性があることに気がつく。

一時停止をするときは停止線の手前に止まるようにしたい。
特に一方通行の狭い道が交錯するような都市部では、停止線が交差点の直前にひかれていたりする。建物の陰から飛び出してくる自転車があるかもしれない。

交差点からかなり下がった位置に停止線がひかれている場合がある。内輪差の大きな車、たとえばバスやトラックが曲がってきた場合にスペースが必要になることがあるからだ。その場合でも何が曲がってくるか分からないので一時停止をしたい。特に見通しが悪い交差点だったら、曲がりたい車が交差点の角の先で待っているかもしれない。できればこちらの一時停止のところで交通を止めて、こちらより先に交差点に差し掛かっていて行くに行けないその車を曲がらせてあげよう。

交差点で交差する両方の道路が一時停止になっていることがある。そこを直進で通過しようとしたとき、交差する道路で一時停止している車があったとしても、その車はこちらが通り過ぎるのを待っているわけではない。譲ってくれていて申し訳ないと思い、すぐに通過しなければと一時停止せず交差点を通過してはならない。その車は単に一時停止箇所だから一時停止しているだけである。先に交差点に差し掛かったのは向こうの車であるから、順序としては相手に先に行ってもらうのが自然である。こちらも一時停止して、相手を行かせればよい。

ついでと言ってはなんだが、一時停止をきっちりすることは取締り対策にもなる。いつも停止線の手前で、車をカチッと止めるようにすれば、ケチをつけられることもないだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿