2010年5月31日月曜日

車線変更は横に並ぶ車の後ろを狙う

片側2車線以上の道や、進行方向別通行区分による車線がある道路で、車線の変更をしたいと思ったとき、隣に車が並走していることがある。その場合、隣の車の前に出るのではなく後ろに車線変更するとスムーズになる。
特に左折するために左端に車線変更する場合、隣の車の前に入ると、左折のため減速した際、隣の車も減速を余儀なくされる。目の前に割り込んできて、無理やりブレーキを踏まされたように受け取られることがある。
隣の車の後ろに入るのであれば、その時の隣の車はもう関係ないのだが、その後ろに車がいたとしても、後ろの車にとっては意識的に入れてあげているつもりだろうから、左折のため減速し、その車も減速させられても、それほど気分を害することはない。
走行の邪魔をされても、無理やりやらされるのと、自分からやらせるのとでは、まったく印象が変わるということである。

そのためにも車線を変更するときには、合図を出してしばらく待つ方が良い。道路交通法では3秒手前から合図を出すことになっているが、それで十分である。3秒も出せば、隣の車線の後ろを走る車は、車線変更してくることに気がつく。
入ってこられるように車間距離を維持したり広げたりする車と、入ってこられないように車間距離を詰めてくる車があるだろう。詰めてくる結果、入れないようであれば、もうひとつ後ろを狙うのが良い。万一ここで少々強引気味に入ってもそれほど問題はない。入れるということは後ろの車は本気で詰めていないので、入ってこられる準備をしていたはずである。それでも、そうした車はできればパスしておきたい。

こんな甘い方法では、車線変更できないと言う方がおられるかもしれない。その方に伺いたい、運転中に隣の車線の前方に車線変更したい車がいて、合図を出していたらどうするだろうか?前に詰めて入ってこられなくするだろうか?それとも隙間を開けて入ってこられるようにしておくだろうか?

2輪車、特に原付バイクは、速度が遅く、車幅が狭く、左に寄って走っているため、そのバイクを強引に追い越して左折しやすい面がある。車が左折のためにバイクの前方に出て進路をブロックすれば、バイクはやはり怒りの感情を持つだろう。だから、原付バイクのように遅い車の時でも後ろにつくのが無難である。それでもなお前に出るというのであれば、進路の妨害とならないよう余裕を考えて運転したい。

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