2010年5月26日水曜日

トンネルでヘッドライトをつけるか?

トンネル内でヘッドライトを点灯する最大の効果は前を明るくすることではない。もちろん、歩行者や自転車等がいた場合に発見できるということもあるだろう。だが、一番の目的は自分の車を他の人に見せるということである。
前方や後方の車、対向車、トンネルの外にいるかもしれない人にも自分の車がそこにいることが分かるようにするのが重要である。
トンネル内は暗いとしても、通常の視力を持った人であればヘッドライトのついていない車の存在に気づかないことはあまりないかもしれない。だが、トンネル内を走行していてヘッドライトがついている車とついていない車の視認性、前方の車のテールランプがついている場合とついていない場合の視認性は明らかに違う。

自分の車のライトがついていようがついていまいが、せいぜいスピードメーターが見やすいかどうかぐらいで、自分にとってはあまり関係がない。結局トンネル内でヘッドライトをつけるのは他人への配慮である。ひいては自分の安全を守ることになるのだが、直接的にはやっぱり他人の運転を手助けする行為にすぎない。そうした他人に対してのドライバーの姿勢が本質的なところだと思う。

高齢化も進んでいることだし、ここは念のためトンネルではヘッドライトをつけておくのが良いだろう。
トンネルを入る前につけて、出た後に消せば確実である。

断続的にトンネルを出たり入ったりする場合は、ヘッドライトをつけっぱなしで走ればよいが、知らない道であれば、どこでトンネルが終わるのかが分からない。そうした時はトンネルを出たその先にトンネルが見えないようなら消せばいいのだが、ところがその先でまたトンネルが出現することがある。それでも何も考えずヘッドライトをつければよい。知らない道でトンネルの出現箇所が分からないのは当たり前のことであり、丁寧にひとつひとつのトンネルで安全を確保しながら走行することが大切である。

そういえば、最近の高級な車は自動的にライトがついたり消えたりするようで、それなら関係ない話かもしれない。

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