2010年6月9日水曜日

ウインカーを出さない

運転マナーの最たる例のひとつだが、ウィンカー(方向指示器)を出さない、あるいは出しても遅い車がある。
理由にならないとはいえ、人と会話をしていたり、何かを考えていたのなら、ひとつふたつ忘れることもありえるかもしれない。だが、多くの場合、始めからウインカーを出すつもりなどないのではないかと思える。

車線変更するときも、車線を変更する前ではなく、車線変更すると同時に出す。まるで、合図を出すと、間を詰められるので、騙し討ちのようにして、素早く入らなければならないかのように。自分がそうだからといって、他人まで同じではない。もしも、分かっていないなら、騙されたと思って進路変更の3秒前に合図を出すようにしてみると良い。実際、間を詰めて入れなくする車というのは少数で、仮に、そうしたことをするドライバーがいたら、容姿等を見てみるとよい。いかにも分かりやすいスタイルだったりする。
左折する時にも、ブレーキで減速してから曲がる直前にウインカーを出す車がある。それでは、後ろの車はわけも分からず無理やり減速させられ、前の車が曲がることに備えることもできない。

ウィンカーはなんのために出すのか。警察にいちゃもんをつけられないように?万一事故になったときのアリバイ?

昔、ある人がウィンカーを真面目に出している車を指さして、小馬鹿にするような事を言っていたことがある。その時は何を言っているのやら意味が分からず、目が点になっていたのだが、ちょっとワルぐらいが粋などという発想なら、今の時代、冴えない。もっともその人は10代後半の子供だったので、そんなものかもしれない。

ウィンカーは他の交通に意思を伝えることに意味がある。進路変更する前やブレーキを踏む前に出してこそ役目を果たす。
ウィンカーは自分のためではなく、他人の運転の負担を減らせることが大きい。他人への心遣いをケチって、ウィンカーを出さずに突然曲がるようなことをすれば、他人には必要のないストレスと面倒をかけ、円滑な交通を阻害することになる。交通を共有するもの同士が邪魔をし合うことに努めても、何も満たされることはない。

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