2010年6月19日土曜日

左折はバイクを横に入れない

交差点で信号待ちをしているときなど、自動車の左側をバイクがすり抜けていくことがある。厳密にはバイクの道路交通法違反かもしれないが、今回はその件について言いたいのではない。

問題は左折する車の左側にもバイクが入ってくることである。
左折時に巻き込みの危険性があるのはすぐに分かるが、そんなことは滅多に起こらない。それよりも、バイクが直進するとしたら、左折の自動車と動線がクロスするため、どちらかが発進を遅らせる等の注意をしなければならなくなる。おそらくは自動車が譲ることになるだろうから、すぐに発進できない左折の自動車がしばらく左端の車線をブロックすることで、交通の流れを必要以上に悪くする。しかも左に寄せていないので、ほぼ車線全体を塞ぐことになる。

バイクが左側に入ってこられないようにするには、信号待ちでしっかり左端に寄せて停車すればよいだけである。
バイクはちょっとした隙間でも入ることができるので、十分に左に寄せておかなければ意味がない。隙間の幅は50cm以内が理想だろう。あいまいな間隔ではなく、明らかに入れないところまで寄せるようにすることが大切である。
その後は、左端に寄せているのをそのまま維持して左折する。右に膨らんではならない。

バイクを自分の車の前に出してあげようとか、バイクに対してなんらかの配慮をするために左端に寄せないようにした方がいいのではないかと考えるかもしれない。心配いらない、バイクは車の後ろにつくか、大きく開いている車の右側に出てくるだろう。右側に出てくる分には左折においてまったく障害にならない。バイクの立場としてもこの方がずっとありがたい。
バイクにやさしい気持ちは汲み取ったとしても、それ以外の存在も含めた交通全体を考えたとき、どうするのが良いかということである。

左折車が左端に寄せていれば、バイクだけでなく後方の直進する自動車にとっても左折車をかわしやすくなり、信号待ちをしているずっと後ろの車は左折車の存在に気づきやすくもなる。

自動車の運転手に側方感覚がなくて左端に寄せる能力がないとか、内輪差を異様に恐れていて左端に寄せたまま左折する方法を知らないというのであれば仕方ないところもあろうが、分かっていてできないとしたら、交差点での左折をアウトインアウトに近い曲がり方をする等、横着か運転が乱雑なのだ。だが、実は左端に寄せる方が、バイクへの心配がない分、負担が減って安全で楽なはずである。

1 件のコメント:

  1. まったくの同感です、当方は全国的にも運転マナーの悪い北海道は十勝地方に住んでおります、道路は広く交通量もさほど多くはないのですが、自由気ままに運転するドライバーが多すぎます、ほかのドライバーのこととか、状況がどうなのかまったく考えていないとしか思えない運転をするドライバーが多くいます。特に左折のときなどは、まったく左に寄せることをしない(車線境界線が引かれたところから道路の端まで2メートル近くある)中に入ってはいけないと思っているのか?まったく車線から出ないで左折をしようとする、そのため後続車が円滑に進行できない、中には急にその車を避けようと右に出てくるドライバーも出てくる。いつも本当にルールを理解して運転しているのか疑問に思います。
    補足、歩道がある道路なので、路側帯ではありません。

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